iPhone8のバッテリー交換とドックコネクタークリーニングを承りました
![](https://iphonerescue.net/wp-content/uploads/2025/01/IMG_0589-600x465.jpg)
充電が上手く出来ない、という症状をお聞きし、バッテリーも相当劣化していたので、取り合えず仮止めで新品バッテリーを装着。
しかし新品バッテリーでも充電不具合は変わらず、ドックコネクターの接触の問題と見当をつけます。
ドックコネクター内部をルーペで覗く限り、内部端子の変形や折損はありません。ライトニング端子の抜き差しでも違和感はない状態。
その代わりコネクタ部には汚れなどがこびり付いていました。
ドックコネクターは、ちょうど人間の口に近接しており、相当量の唾液がドックコネクタ内部に入る場合があります。
これは携帯の持ち方にもよりますが、唾液を飛ばしがちな話し方をされる人(英語圏の人)で多く見られる傾向です。
ひどい場合は先にアルコール洗浄をして唾液を分解します。
ひどくない場合はアルコールは使わず、次の段階の接点復活材を使用します。
今回はアルコールを軽く吹いた後、特殊な小型使い捨てブラシに接点復活材を吹き付け、
![](https://iphonerescue.net/wp-content/uploads/2025/01/IMG_0593-600x450.jpeg)
ドックコネクタ内部をクリーニング。
![](https://iphonerescue.net/wp-content/uploads/2025/01/IMG_0594-1-600x450.jpg)
地道に時間をかけて汚れを落とし、内部端子を磨き出します。
![](https://iphonerescue.net/wp-content/uploads/2025/01/IMG_0595-600x457.jpg)
ブラシ先端の汚れが無くなるまで、繰り返しクリーニング。
これで充電機能が復活しました。
ドックコネクター周りのトラブル、充電やデータ転送のトラブルで、一番確実で効果的なのは、ドックコネクターユニットそのものの交換です。
しかし、そこまで行かなくても、ドックコネクター端子の変形や汚れが軽度の場合、端子の修正やクリーニングで治る場合もあります。
しっかり治したいなら交換、とりあえず使えればよいのなら端子の修正やクリーニング、とお考えいただければと思います。